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    お問い合わせ先

    〒867-0055
    熊本県水俣市明神町1-14
    一般社団法人水俣病を語り継ぐ会
    代表 吉永理巳子
    TEL 0966-83-7181
    FAX 0966-62-1799
    E-mail address: fbwminamata@gmail.com
     
     
     
     
    Contact

    Rimiko Yoshinaga, Representative

    For・By・With Minamata

    TEL +81 (0)966-83-7181

    FAX +81 (0)966-62-1799

    E-mail address:  fbwminamata@gmail.com

    Address: 1-14 Myojin-cho, Minamata-shi

    Kumamoto-ken 867-0055 JAPAN

     

    賛同金のお願い

    「水俣病を語り継ぐ会」は、メンバーによるボランティアで成り立っています。そのため、今後の活動を続けていくためには賛同者による支援金が不可欠です。この会の趣旨や活動にご賛同いただき、支援金をお送りいただける方は、下記の口座にお振込みいただけますと幸いです。ご協力、ご支援よろしくお願いいたします。

     

    1)熊本銀行 水俣支店 普通3028682 一般社団法人水俣病を語り継ぐ会 理事 吉永理巳子

    (イッパンシャダンホウジンミナマタビョウヲカタリツグカイ リジ ヨシナガリミコ)

     

    2)ゆうちょ銀行 記号01720−8 番号138900 水俣病を語り継ぐ会

     

     

    We need your support!

    The members of For ・By ・With Minamata are all volunteers, but the support of people like you is essential to continue to carry on our activities. Please send donations to the accounts listed below. Your financial support is greatly welcome and deeply appreciated!

     

     

    1)Kumamoto Bank     Minamata Branch  (Ordinary) Account 3028682

    Account name: Ippanshadan houjin Minamata byou wo kataritsugukai riji Yoshinaga Rimiko

    [For ・By ・With Minamata director Rimiko Yoshinaga]

     

     

    2)Yuucho Bank (Japan Post Bank) Minamata Branch

    Code number (kigo): 01720-8  Account Number (bangou): 138900  

    Account name: Minamata byou wo kataritsugukai 

    はじめに

     水俣病の捉え方は様々です。今でも申請をためらったり、救済を受けた人がその対象者であることを言えない状況があったりと、水俣病への偏見は救済策が進むなかでも根強くあります。その最も象徴的なこととして、被害者、犠牲者でありながら、名前や顔写真ですら水俣病資料館に展示できないという状況があります。

     私がこの「水俣病への偏見と差別」に向き合うようになったのは、40代半ばのときでした。自分の生まれた地域のことを隠し、水俣病でなくした肉親のことを語れない苦しみを長い間体験しました。そして「隠すこと、語らないことが水俣病で苦しんで亡くなった人たちの命を軽んじているということ。尊重していないということ」に気付かされました。水俣病に偏見を持ち、水俣病患者を差別していた自分自身が問われました。

     自分の意志とは関係なく水俣病の運命を背負わされた人達。人間が作り出した科学が数多くの生命や自然を壊し、地域が分断されて行く、その実態を目のあたりにしました。水俣病は半世紀以上が経った今でも、病像や認定、補償などの裁判が続くなか、被害の全容も解明されずに閉塞感が残ったまま、風化の一途をたどる恐れが心配されます。

     水俣病資料館の語り部13名は、小、中学生、修学旅行生など年間2万を超える人たちに講話を行っていますが、それぞれに症状を抱えながら、加齢とともに語ることも容易ではない状況になりつつあります。これからは、水俣病に関心を持つ若い人たちが水俣病の「教訓」を語り継ぎ、語り部として、証言者として歩み始めてほしいと願っています。

     水俣病の学習会や講演会、地域の人たちからの聞き取り、語り継ぐ活動をされている先進地への見学などを重ね、水俣市立水俣病資料館や多くの関係機関、関係団体とともに20年後、50年後の子どもたちに私と同じ経験を繰り返させないために、ここに「水俣病を語り継ぐ会」を発足させ、活動を開始します。

     今後、会員の募集や会の法人化、寄付の呼びかけなどを行います。多くの方々のご協力をお願いいたします。

    水俣病を語り継ぐ会 発足にあたって

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